海のギャング「うつぼ」を食す


高知の食を考えるウェブマガジン「えいにゃあ!」。今回は高知の食を考える会でも一押しの「うつぼ」料理をご紹介!


うつぼ料理の達人・町戸太氏によるうつぼの燻製料理のフルコース
「高知の食を考える会」新年会の日、三翠園のご協力のもと、うつぼ料理の達人・町戸太氏がうつぼの燻製料理のフルコースを用意。
うつぼはコラーゲンたっぷりで、熟成させることで臭みも取れ、その美味しさは格別なものですが、細かく多い骨を抜く事前作業だけでも大変なものとか。

海のギャング」という名前の見た目とは裏腹に「美味しいうつぼ料理をぜひ賞味してほしい」と町戸さん。丁寧に準備、料理された「熟成うつぼのフルコース」、ごらんください。

町戸 太さんプロフィール
うつぼ料理の研究と商品開発を手がける「うつぼ料理研究所」 代表

  

うつぼの燻製料理の献立
先 付 煮凍り / 前 菜 燻製・眞子旨煮・鉄砲和え・ 巻繊蒸し / 造 里 菊盛 にんにく醤油 / 椀 物 真丈 みぞれ餡
焼 物 西京焼き・金柑 カリフラワー / 替り鉢 唐揚 夏柑ソース / 油 物 四万十青さ海苔天麩羅・髭にんにく天麩羅 / 酢 物 叩き

〆は・・・
熟成うつぼの炊き込みご飯とうつぼの赤出汁でした!
ご馳走様でした。


2016年の「高知の食を考える会」新年会は、岡内会長の挨拶の後、会員でもある「現代企業社」の大西みちる氏を招いて、2015年南国市に新しくオープンするや人気店となった「TRITON(トリトン)」の開店についての話や、2015年にオムライススタジアムで準グランプリに輝いた、地元の食材をふんだんに使った”レストラン高知”の『南国土佐のオムライス』の話を、会員サービス委員会の元吉委員長とトーク形式でご紹介頂きました。

また、各委員会の「事業の進捗」報告後、 三翠園のご協力のもと、うつぼ料理の達人・町戸太氏によるうつぼの燻製料理のフルコースに会員一同、舌鼓を打ちました。



【編集後記】
~会員サービス委員会メンバーによる「うつぼ料理」について~

【水産計画 上原 邦弘】
うつぼといえば、ずいぶん昔、高知に来たての頃、和歌山県に出張した折に食べることを知りました。当地ではずいぶん変わった魚を食べているなという思いを持ちましたが、時をおかず、中土佐の久礼でうつぼの一日干しを見て、同じ魚食文化があるのかと驚いたことが懐かしく思い出されました。うつぼは黒潮の幸の一つでしょう。

【NPO高知の食を考える会 事務局 別府 康高】
趣向を凝らしたうつぼ料理のフルコースは、ただただ美味しかったです。

【池田印刷株式会社 池田 実】
新年会の中の委員会報告ですが、全体通して内容はよかったと思います。うつぼ料理も堪能でき良かったです。

【アトリエエフ 福岡茉莉】
うつぼの煮氷りは、居酒屋やスーパーでも手に入りやすく、ふだんからよく食しますが、熟成うつぼはなかなか食べられない珍味です。しかしながら、うつぼを知り尽くした町戸氏の手にかかれば、珍味ではなく、もはや高級な☆☆☆のつくお料理になっていました。高知だけでなく全国・世界で食べる機会とメニューが増えればいいな、と感じました。