日高村オムライス特集/グルメ探検隊


特産のフルーツトマト「シュガートマト」を使って村を盛り上げていこうと、日高村(高知県高岡郡)が国道33号を「ひだかオムライス街道」と名付け、今年2014年よりPRを始めました。現在村内のカフェやレストラン6店が高糖度トマトを使った自慢のオムライスを開発。「甘いトマトを使ったオムライス」の味はいかに? 今回は2店舗にオムライスを食べに行ってみました。
(記事は2014年取材当時のものです)


シュガートマトピューレと牛タンを5時間煮込んだデミグラスソースのオムライス
「四季を通じての”旬”と、手間ひまをかける手造り」にこだわっているという、錦山カントリークラブ レストラン。目にも美味しい「日高村オムライス」は春野産のフルーツトマトと四万十鶏が決め手。卵は檮原の標高700mで育てられた放し飼い有精卵。ソースはシュガートマトピューレと牛タンを5時間煮込んだデミグラスソースでいただく。

オムライスメニューは「こだわり卵の錦山オムライス(スープ・ミニサラダ付)/1,080円」と、「日高村オムライス(上記)」の2種類。他にもこだわり卵を使用した卵焼きなども。洋食から寿司、中華までメニューも豊富。

【日高村オムライス(スープ・ミニサラダ付)/1,382円※取材当時】
ケチャップライスは四万十鶏使用、卵の部分も厚みがしっかり。食べごたえのある逸品。

眺めの良い広々としたクラブハウスのレストランで、食事を楽しもう。
ゴルフ場内ではあるが、食事だけの利用もできる。
※ゴルフコンペなどで込み合う場合があるため、電話予約をお願いしているとのこと。

[DATA]
高知県高岡郡日高村下分2311-1(JR小村神社前より車で約10分)
TEL: 0889-24-5311
営業時間: 昼食10:00~16:00
定休日: 第1月曜日
※時期により休日が変わる場合あり
※サンダル、スリッパやTシャツ、短パンでの入場は不可。


特産のシュガートマトを使った手作りトマトソースが自慢!
NPO法人日高わのわ会が村特産の甘いシュガートマトを味わっていただくために作った喫茶店。
おすすめのイタリアンオムライスは市販のケチャップを一切使わず、わのわ特製シュガートマトのピューレをぜいたくに使用したソースはバジルやオレガノの風味で大人の味。

【イタリアンオムライス(ミニサラダ付)/1,000円※取材当時】
ふわふわの卵が花開いたようなオムライス。半熟とろふわの卵と、オリジナルチキンライスが絶妙のコンビネーション。

メニューは他に、シュガートマトを使ったトマトパスタ、ピザパン、なども。定食も充実。
また、わのわ会ではシュガートマトの加工場を持っていて、そこで作られたトマトピューレ、トマトソース、パスタ・ピザソースなどは他の店舗に卸したり、一般販売もしている。
「喫茶わのわ2号店」店頭ではそれらピューレ、ソースやジャム、パンなどの加工品も購入も可能。

【わのわオムライス/750円 ※取材当時】
オーソドックスな形の、わのわオムライスも人気。

※単品(ミニサラダ付)
※セットメニューはサラダ・スープ・スモールドリンク付/900円 ※取材当時

[DATA]
高知県高岡郡日高村本郷512
TEL: 0889-24-7242
営業時間:
月~土曜日: 8:30~15:00
金曜日のみ: 8:30~14:00
定休日: 日祝


今回の「日高村オムライス特集」では、まずは日高村でオムライスを食べてみよう!とスタッフ一同総勢8名が取材に参加。 上記の2店舗でオムライスを頂きました。一口にオムライスと言っても、店ごとに、またメニューごとに変化をつけたそれぞれのオムライスの個性はさまざま。甘くてフレッシュなシュガートマトも思った以上にオムライスにマッチしていて、他の店舗のオムライスも食べてみたくなりました。
試食の後、日高村役場に訪れて「オムライス街道」についてのお話を伺いました。
発案から準備に数年かけて店舗や村とのゆるやかなつながりを築いていった中で、今年4月より始まったこの「オムライス街道」、県内外からの評判も高く、スタートは順調で、実際に来村者数も増加しているそうです。

また「オムライス街道」のPRパンフレットはスタンプラリーの台紙になっていて、参加全6店舗でオムライスを食べてスタンプがたまると、好きなお店でもう1つオムライスが無料で食べられる特典付き。抽選で日高村の特産品も当たります。(パンフレットは各店舗や村役場などで配布。)

ゆくゆくは、シュガートマトを始めとした日高村の特産物をもっと皆さんに発信し、定着させていきたいとのこと。今後どのように発展していくか楽しみです。

「ひだかオムライス街道」の最新情報はこちらから>>ひだかオムライス街道


【編集後記】
【水産計画 上原 邦弘】
今回、オムライス街道事業は発展途中にある、いやこれからが本番!との印象を受けました。マスコミに取り上げられ、思いがけずブレークしてしまって、さて、これからどこに向かうのでしょうか。オムライス大好きの一人として大いに注目したいと思います。

【高知工科大学 マネジメント学科 坂本 泰祥】
今回、初めて高知の食を考える会での現地取材に参加させて頂きました。現地の方の頑張りは尊い限りです。その頑張りに応えられる「高知の食を考える会」とは如何にあるべきかを会員サービス活動を通して模索していきたい!

【株式会社ファクトデザイン事務所 高橋 卓也】
今回は2店舗でしたが、まわってみてケチャップライスからソース、卵の焼き方などによってお店オリジナルメニューを楽しめました。2回、3回と足を運ばせる工夫や、シュガートマトをもっとPRした内容になればオムライス巡りがもっと楽しくなると感じます。

【池田印刷株式会社 竹島 実】
オムライス街道の2件を巡って、各々の個店が違う味わいがあり、とても美味しく食せたと思います。私見になりますが、食を通じて地域を活性する活動はこれからも継続してほしいと思い、今後もオムライス街道が続くように是非お願いしたいと思いました。

【元吉太郎】
意外に思いつかなかった、「オムライス」というチョイス。老若男女誰にでも愛されるメニューに絞って「特集展開」出来たのが成功の秘密だったんでしょう。色や味付け、見た目、食べ方、ネーミングなども含めて、もう少しバリエーションが広がるとさらに面白いと思いました!